2022年の11月に北海道周遊ツアーに出かけました。
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その際に利用したのが、JR北海道から発売されている「北海道フリーパス」です。
今回は「北海道フリーパス」と、JR北海道が参画している北海道の事業「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」により設定されている「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を比較・紹介していきます。
2つの周遊きっぷについて
北海道フリーパス
北海道フリーパス
値段 27430円
フリーエリア JR北海道の普通・快速・特急全線(新幹線は除く)
有効期間 7日間
発売箇所 JRの主要駅、JTBなどの旅行代理店
普通車指定席は6回まで指定可能(SLは利用不可)
前売りは利用開始日の1か月前から当日まで
北海道新幹線を除く、JR北海道のすべての列車に乗車できます。
周遊旅行に最適なきっぷで、特急等の指定席も6回まで利用できます。
鉄道での北海道周遊の基本的なきっぷと言えるでしょう。
![](https://g-tabitravel.com/wp-content/uploads/2022/12/スクリーンショット_20221214_124540.jpg)
北海道フリーパス
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス
値段 12000円
フリーエリア JR北海道の普通・快速・特急全線(新幹線は除く)
有効期間 6日間
発売箇所 JR北海道の主要駅
普通車指定席は4回まで指定可能(SLは利用不可)
前売りは利用開始日の1か月前から前日まで
「ラブパス」なんて呼ばれ方もします。
値段や有効期間、指定回数など違いはありますが、基本的には似たようなきっぷですね。
2つのきっぷの違いを見ていきましょう。
![](https://g-tabitravel.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_0613.jpg)
富良野・美瑛ノロッコ
いざ比較!
値段
北海道フリーパス 27430円
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス 12000円
圧倒的に「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」が安いです。というか安すぎます。
これだけ安い理由は、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」には、先ほど述べた北海道の事業に参画していることよる補助金を活用しているためです。
札幌と旭川で特急の普通車指定席で往復しただけで1万円は超えますから、この値段は破格です。
12000円で北海道のJR乗り放題という、もはや価格破壊的な安さは、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の最大の魅力です。
有効期間
北海道フリーパス 7日間
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス 6日間
有効期間は1日だけ「北海道フリーパス」が多いです。
とはいうものの、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」で1日超える場合でも、えきねっとの「トクだ値」や、他のおトクなきっぷを組み合わせた方が安く抑えられる場合もあります。
発売箇所
北海道フリーパス JRの主要駅、JTBなどの旅行代理店
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス JR北海道の主要駅
発売箇所に関しては、「北海道フリーパス」は全国どこでも買えます。
特に大きいターミナルや主要駅であれば、間違いなく買うことができます。
対して、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」はJR北海道の駅でないと買えません。
道民の方ならいいですが、道外からこのきっぷを求める場合は、一度北海道に来るか、北海道在住の知人にお願いして買ってもらう必要があります。
指定席の利用回数
北海道フリーパス 6回
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス 4回
指定席の利用回数は「北海道フリーパス」の方が多いです。
北海道の特急列車は、札幌と函館を結ぶ「北斗」や、札幌と旭川を結ぶ「ライラック・カムイ」などは、時間帯や曜日によっては自由席が混むこともあるので、指定回数が多いに越したことはありません。
前売り購入について
北海道フリーパス 利用開始日の1か月前から当日まで
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス 利用開始日の1か月前から前日まで
ここが「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を利用する場合の、一番の注意点かもしれません。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」は旅行開始の前日までに購入する必要があります。
飛行機で新千歳空港に着いてから、JRの窓口に行って、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を今日から使いたいと言ってもも、利用することはおろか、売ってすらくれません。
一方、「北海道フリーパス」は当日に購入しても問題ありません。
販売・利用期間
北海道フリーパス 4月27日~5月6日,8月10日~8月19日,12月28日~1月6日は利用不可
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス 販売期間あり。また販売期間前に発売終了もある。
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」については販売期間が設定されています。詳しくはJR北海道のHPを確認してください。
また何回か「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」が発売されていますが、北海道からの補助金の上限に達し、いずれも販売期間前に発売が終了しています。
追記
2023年2月発売の「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」は2月1日から28日までの発売予定だったが、補助金の上限に達し2月17日に発売終了。
私も北海道周遊ツアーには、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を使うことを考えていましたが、その2週間前に発売が終わってしまいました。
一方で「北海道フリーパス」はJRが設定している最繁忙期(ゴールデンウイーク、お盆、年末年始)の期間は利用できません。
共通の注意点
「北海道フリーパス」と「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を利用する上で、共通の注意点があるので、まとめておきます。
北海道新幹線は利用不可
指定席の回数を使って、SLの席には使えない
指定回数以上の指定席の利用及びグリーン車に乗る場合は、特急券を含め料金券が必要
といったところでしょうか。
特にSL利用の際は気をつけてください。
まとめ
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」は道外民にはやや厳しい
「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」はとにかく値段が安いのが魅力ですが、道外からやってくる人には少し厳しいかもしれません。
①北海道でしか購入できないこと。
②旅行を始める当日には買えないこと。
③売り切れる場合があること。
以上の条件を乗り越えなけばいけません。
つまり、売り切れ前に北海道入りして、さらに周遊旅を始める前に「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」を購入しておかなければなりません。
それ以外の場合だと、北海道在住の知人がいれば購入をお願いするか、面倒ならば2倍以上の値段はしますが、「北海道フリーパス」購入したほうがいいかもしれません。
このように比較してみて、また北海道を周遊してみて、改めて「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」の安さには驚きました。
また「北海道フリーパス」にも、多くのメリットがあることもわかりました。
以上のようなきっぷを活用して、広い広い北海道をのんびり巡ってみてはいかがでしょうか。
秋の大北海道周遊ツアー
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