2020年にJR西日本の株主優待を使って旅をしました。
上手く使うとかなり有効な優待なので、JR西日本の株主優待の使い方をお教えします。
Contents
JR西日本の株主優待とは?
JR西日本の株主優待とは、いったいどんなものなのか。
こちらが優待券になります。
右側の乗車区間を記入して、使用します。
実際にどのような優待が受けられるかというと…。
割引率 50%
割引の対象
・区間 JR西日本の営業路線内
・運賃 片道乗車券
・料金 特急券、グリーン券(個室を除く)、指定席券
片道乗車券の区間内であれば複数列車の料金を割引
となっております。
簡単にいうと、「JR西日本エリア内で、片道乗車券の範囲内なら、特急は何回乗っても半額になるよ」ということです。
半額とは、なんとも割引が大きいですね!
長い経由の片道乗車券での特急は何回でも半額になるので、西日本を周遊される方には便利な優待です。
乗車券と料金券(特急券)については、別の記事を参照してください。
関連記事:乗車券と料金券
どこで手に入れる?
問題はこの優待券をどうやって手に入れるかですよね~。
一番はJR西日本の株主になること。
しかしこれには相当な資金がかかる…。
100株以上購入しないと株主優待はもらえませんし、そもそもJR西日本の株価は高め…。
ならば、金券ショップで買ってしまいましょう!
その方が手っ取り早いですからね(笑)
大きなターミナル駅に行くと金券ショップがあるので、覗いてみて安そうなら買いましょう!
もしJR西日本の株主になりたいという方は、証券会社の口座を作ってからJR西日本の株を購入します。
まだ証券会社の口座を持っていないという方は、口座を作って取引をするとポイントが貯まるハピタスなどを使うと、マイルにもなるのでお得ですよ。
証券会社の場合ポイントが大幅に貯まることもあるので、この際に口座を作るのもありですね。
クレジットカードを作る場合でもポイントが貯まります。気になった方は、こちらのサイトから!
実際に使ってみました。
宣伝はこれくらいにして…。
さっそく金券ショップで手に入れたJR西日本の株主優待を使って、きっぷを購入します。
買うきっぷはこちら。
乗車券
・出雲市→富山
特急券
・出雲市→岡山 やくも グリーン
・岡山→新大阪 さくら 指定
・新大阪→金沢 サンダーバード グリーン
・金沢→富山 新幹線 自由
出雲市から富山までの片道乗車券の区間内なので、乗る特急の特急券・グリーン券は全部50%OFFです。
まずは株主優待券に乗車区間を記入します。
次にきっぷを準備してもらいます。
きっぷは「みどりの窓口」で購入するのが基本です。
しかし私が買おうとしていた出雲市駅には「みどりの窓口」はありません…。
でもご安心ください!
「みどりの券売機プラス」があれば、株主優待のきっぷを購入することができます。
「みどりの券売機プラス」の呼び出しボタンを押すと、オペレーターが画面に出てきて、きっぷを準備してくれます。
私も出雲市駅の「みどりの券売機プラス」で、なんとか株主優待のきっぷを購入することができました。
購入したきっぷがこちらです。
すべて合わせて14290円でした。
ちなみに新幹線で東京から新大阪まで14000円ちょいなので、それと同じくらいの金額で購入できました。
きっぷを購入したら、あとは乗るだけです!
サンダーバードで金沢
最後は北陸新幹線
3日間かけて無事に出雲市から富山まで行くことができました!(旅行記は、この記事最後部のリンクからどうぞ!)
一部ではありますが、JR西日本のエリアの広さを体感できましたね。
西日本を周遊したいと考えている方には、とてもおススメです。
手に入れたい方は、JR西日本の株式を100株以上保有するか、お近くの金券ショップをのぞいてみてください。
私は東京在住ですが、東京の金券ショップにも売っていました。
JR西日本の株主優待を使う注意点
とても割引が大きくて、お得感があるJR西日本の株主優待ですが、いくつか注意点があります。
寝台やグランクラスには使えない
寝台列車や北陸新幹線のグランクラスには使うことができません。
グランクラスの場合は乗車券のみ割引、寝台列車の場合は乗車券・特急券も割引になりません。
新幹線などのJR会社の管轄エリアに注意
さらにJR西日本のエリア内で気をつけておきたいポイントがあります。
それは、新幹線と在来線で管轄している会社が違う場合です。
米原~新大阪を例にしましょう
在来線(東海道本線)においては滋賀県の米原(まいばら)で会社が変わる。
そのため米原から名古屋方面はJR東海、京都方面はJR西日本。
一方、新幹線(東海道新幹線)においては新大阪で会社が変わる。(新大阪から山陽新幹線)
そのため新大阪から名古屋方面はJR東海、博多方面はJR西日本。
同じ米原~新大阪でも、在来線はJR西日本、新幹線はJR東海と異なる会社が管轄しています。
このような場合は、JR西日本でしか使えませんから、新幹線を使って米原~新大阪間を移動する場合は割引の対象になりません。
京都や米原まで株主優待を使う場合は、在来線を利用しましょう。(この場合は在来線の特急も割引になります。)
似たようなケースが関門海峡でも起こります。(小倉~博多間は在来線はJR九州、新幹線はJR西日本)
また北陸新幹線は上越妙高で会社が変わるため、割引の対象は上越妙高までです。
長野・東京方面に乗る場合は、別途乗車券・特急券等が必要です。
JRのエリアについては少々複雑な部分もあるので、注意してください。
JR西日本の駅・窓口でしか購入できない
あともう一つ、注意してほしいことがあります。
それはJR西日本の駅でしか購入できないということです。
当然のことなんですけれども、実はこれにも気をつけたい。
これもJRの会社に関することなんですが、京都や新大阪などの駅には「みどりの窓口(きっぷうりば)」があります。
これも当たり前のことなんですが、この「みどりの窓口(きっぷうりば)」がどこの会社なのか気にしてほしいんですよ。
京都や新大阪にはJR西日本とJR東海の窓口があります。
博多や小倉にはJR西日本とJR九州の窓口があります。
いくら駅の窓口でJR西日本の株主優待のきっぷを買いたいと思っていても、JR九州やJR東海の窓口では購入できません。
列に並んでからでは遅いので、JR西日本の窓口であることを確認してから購入しましょう。
さらにいうと、北陸新幹線は上越妙高で会社が変わるといいました。
しかし上越妙高の駅自体はJR東日本が管轄しており、JR西日本の窓口・券売機はありません。
このため東京方面から北陸新幹線回りで、一番近いJR西日本の窓口は糸魚川になります。
株主優待を使うことができる駅や窓口にも複雑な違いがあるので、注意してください。
まとめ
・JR西日本の株主優待は、JR西日本エリア内の片道乗車券、及びその区間内の特急券・グリーン券・指定席券が50%OFF
・購入はJR西日本の「みどりの窓口」もしくは「みどりの券売機プラス」
・寝台やグランクラスには不可(グランクラスは運賃のみ割引可)
・JRの会社の管轄に気をつける
これさえ気をつければ、JR西日本の株主優待で西日本を思う存分まで満喫できます。
株主優待などでお得に旅行をしましょう!
JR西日本の株主優待を使った旅行記もありますので、ご覧ください。
関連記事:JR西日本株主優待の旅#1 出雲編①
関連記事:JR西日本株主優待の旅#2 出雲編②
関連記事:JR西日本株主優待の旅#3 岡山編
関連記事:JR西日本株主優待の旅#4 岡山→金沢編
関連記事:JR西日本株主優待の旅#5 金沢編①
関連記事:JR西日本株主優待の旅#6 金沢編②