日本のどこよりも早く秋を迎える北海道
今回はJR北海道が発売してる『北海道フリーパス』を使って、北海道の周遊旅行をしてみました。
(本当はHokkaido Loveパスを使いたかったのですが…。)
最終日は青い池を見て帰ります。
前回の続き→⑤道東・十勝編
青い池へ移動
まずは美瑛へ
宿泊した「ホテルナトゥールヴァルト富良野」から、青い池がある美瑛に向かいます。
ファミリー向けのホテルといった感じ。
冬はゲレンデが通りの向かいにあるので、ウインタースポーツをする方にはいいかもしれません。
私がこのホテルを選んだのは、値段が安かったのと、バスで直接美瑛まで行けるからです。
ホテルの玄関のすぐそばに、ふらのバス「ラベンダー号」のバス停があります。
ラベンダー号は美瑛や旭川空港を経由して、旭川駅に向かう快速バスです。
富良野駅からの列車は時間が微妙だったので、美瑛までバスで行くことを選択しました。
行程①
ナトゥールヴァルト 8:09→美瑛駅前 9:04 ふらのバス ラベンダー号
ナトゥールヴァルトから約1時間。美瑛駅に到着です。
自由通路で線路を渡ると、美瑛駅の入り口があります。
美瑛駅から青い池まで
美瑛駅からバスを乗り継ぎ、青い池まで向かいます。
ラベンダー号の美瑛駅前のバス停とは、だいぶ異なる場所になるので気をつけてください。
また青い池方面に向かうバスは、駅からも少し離れているので、地図等で確認してください。
青い池へは「白金・大雪青少年の家」行きのバスに乗ります。
「丸山公園」方面のバスでは行くことができません。
行程②
美瑛駅前 9:26→白金青い池入口 9:46 道北バス
バスに揺られること20分。
青い池の最寄、白金青い池入口のバス停に到着です。
青い池散策
バス停から歩いて2分ほど。駐車場を抜けると、青い池が見えてきます。
Appleの壁紙で一躍有名になり、そこから観光名所となっている青い池。
問題は、果たして本当に青いのか…。
本当に青かった!!
曇り空で時折小粒の雨が降り、前日から天気もあまりよくないとのことでしたが、きれいな青色をしていました。
ここまで青くなるのも天候によるみたいで、数日前に大雨などで水が濁ると青くなりにくいみたいです。
なぜここまで青くなるかというと、近くの白金温泉から流れる水がアルミニウムを含んでいて、その水が美瑛川の河川水と混じり、コロイドと呼ばれるものが生成されます。
そのコロイドの粒子が、太陽光と衝突すると、人も目には青く見えるということみたいです。
難しい話ですね。正直、私もよくわかっていません…。
とりあえず、青い池が青く見えるには、れっきとした理由があるということです。
とはいうものの、このように神秘的な青さの池が生まれたことは偶然なのか、奇跡なのか…。
美しければ、それでいいってことにしましょう。
トイレ等が心配…なんて方もいるかもしれません。
青い池にはトイレが整備されています。
その隣にはお土産や軽食を売る売店もあります。
この点はご心配なく!
注意点として、もはや北海道あるあるですが、青い池も例外になくバスの本数が少ないです。
この後、青い池に到着してから30分後のバスで美瑛駅に戻りますが、これを逃すと数時間待つことになります。
青い池の周辺は、時間を潰せるような場所はありません。
リンクを最後に張りますが、道北バスのHPで時間を確認して、計画的なご旅行を行ってください。
ただ青い池自体は大きい池ではないので、30分もあれば十分満喫できます。
いっぱい青い池を満喫したところで、美瑛駅に戻ります。
行程③
白金青い池入口 10:24→美瑛駅前 10:53 道北バス
周遊ツアーの最終盤
美瑛散策 ~四季の塔~
青い池から美瑛駅前に帰ってきました。
列車までの間、美瑛を散策します。
美瑛の街並みは、どこかヨーロッパの山岳地帯の街のようです。
しばらく歩くと、美瑛町役場がありました。
とてもオシャレできれいな役場です。
この日は土曜日で業務はやっていませんが、四季の塔と呼ばれるタワーは開いていたので、立ち寄ってみました。
塔の上へは、エレベーターで昇っていきます。
塔の上からは美瑛の街並みを一望できました。
美瑛は丘の街としても有名ですが、その丘も眺めることができました。
美瑛の駅前はレンタサイクルのお店が何軒かあるので、自転車で丘巡りするのも楽しいです。
そういえばバスの車窓からも、ちょっとだけ丘巡りを楽しめました。
天気が良ければ自転車で丘巡りも考えましたが、小雨模様なのでやめときました。
旅を通じてのお気に入り「とうきび茶」。
甘くて美味しいです。是非飲んでみてください。
札幌へ移動
美瑛からはラストスパート。
まずは札幌へ向かいます。
美瑛は北海道でも有数の観光地ですが、駅としては小さな駅です。
旭川で特急に乗り換えますが、旭川までは富良野線に乗っていきます。
行程④
美瑛 12:25→旭川 13:01 富良野線
富良野線に揺られて約30分。4日ぶりに旭川に戻ってきました。
ここから特急ライラックで札幌に向かいます。
行程⑤
旭川 13:00→札幌 14:25 特急ライラック24号
特急ライラックに揺られ1時間25分。
札幌に到着です。
札幌散歩
新千歳空港へ向かう快速まで時間があるので、札幌を軽く散歩しました。
札幌駅から歩いて15分。
慣れない人通りの波にもまれながら、繁華街すすきのにたどり着きました。
人の多さ、並ぶビル群、商業施設の賑わい…
これが都会かぁ~。
そういえばこの旅、ラーメンを食べていませんでした。
札幌駅前のエスカにあるら~めん共和国内の「白樺山荘」の味噌ラーメンです。
味噌ラーメンはあったまる!
ちなみにら~めん共和国を含む駅ビルのエスカは、札幌駅の再開発に伴い2023年夏に閉店になるそうです。
札幌駅のそばでこのようなお店がなくなるのは残念ですが、北海道新幹線が札幌に来ることですし、新しくなる札幌駅に期待しましょう。
ゴールの新千歳空港へ
いよいよ旅も最終盤になりました。
「北海道フリーパス」を使った鉄道旅も、新千歳空港へ向かう快速エアポートが最後の列車です。
札幌から約40分で、新千歳空港まで結ぶ快速エアポート。
新千歳空港を使う人は乗ることが多いかもしれませんね。
大通やすすきのなど、繁華街へはバスの方が優位性がありそうですが、本数の多さといい、40分というスピードといい、やっぱり札幌と新千歳空港の往来はJRなのかな…。
なお、快速エアポートには「uシート」と呼ばれる指定席車両があります。
北広島や恵庭・千歳といった、札幌のベッドタウンを経由するため、通勤通学の人もいて、列車はまあまあ混雑します。
乗車券に追加で840円と、結構いいお値段しますが、混雑を避けられる「uシート」は使う価値があると思います。(北海道フリーパスなどで指定席を確保することもできます。)
気になったら「uシート」を利用してみてください。
行程⑥
札幌 16:48→新千歳空港 17:27 快速エアポート168号
5泊6日の北海道周遊ツアーも、ついにゴール。
この旅を通じて、北海道の広さと美しさを存分に味わうことができました。
巡りきれなかった場所などもありますが、この旅でさらに北海道が好きになりました。
北海道では「HOKKAIDO LOVE」と銘打ち、コロナ禍で大失速した観光業の復活のため、様々なアイデアを駆使して、少しでも観光客を取り戻すべく尽力しています。
「全国旅行支援」も行われていますし、私が買えなかったJR北海道の「HOKKAIDO LOVEパス」も再発売されたみたいです。
是非ともこの機会に、北海道を旅してみてください!
飛行機の機内にて…
シートも広いし、ご飯も美味しいし、快適快適…。
羽田まではANAのプレミアムクラスで帰りました。
行程⑦
新千歳 19:30→羽田 21:10 ANA78
やっぱり旅はいいですね。
次はどこへ行こうかな?
2022秋の大北海道ツアー ~北海道フリーパスを使った周遊旅~ 完
最初からご覧になる方→①道南・函館編
北海道のきっぷについて→北海道フリーパスとHOKKAIDO LOVEパス
この日の旅程
6日目の旅程
ナトゥールヴァルト 8:09→美瑛駅前 9:04 ふらのバス ラベンダー号
美瑛駅前 9:26→白金青い池前 9:46 道北バス
白金青い池前 10:24→美瑛駅前 10:53 道北バス
美瑛 12:25→旭川 13:01 富良野線
旭川 13:00→札幌 14:25 特急ライラック26号
札幌 16:48→新千歳空港 17:27 快速エアポート168号
新千歳 19:30→羽田 21:10 ANA78
交通機関リスト
JR北海道
ふらのバス
道北バス
ANA(全日空)