夏の青春18きっぷを使って、小海線に乗ってJR鉄道最高地点へ行ってみました。
(旅行日 2023年9月10日)
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いざJR鉄道最高地点へ
まずは中央線で小淵沢へ
小海線は、山梨県の小淵沢と長野県の小諸を結ぶ路線で、八ヶ岳の山麓を走るため「八ヶ岳高原線」という愛称が付けられています。
そのため、まずは小淵沢か小諸、もしくは北陸新幹線の佐久平まで行かなければなりません。
今回は中央線で小淵沢に向かい、そこから小海線に乗ることにしました。
青春18きっぷなので、特急あずさには乗れません。
というわけで、新宿から中央特快で高尾に向かいます。
高尾は、東京都内で一番有名な山である高尾山への玄関口となる駅です。(高尾山へは、高尾駅で京王線に乗り換えて高尾山口(たかおさんぐち)駅まで行く必要があります。)
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高尾山は古くから天狗が住む山として知られていて、高尾駅のホームにも大きな天狗の像が設置されていました。
高尾から松本行きの列車に乗り換えて、小淵沢へ向かいます。
途中、甲府で17分ほど停車。
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甲府ではかつて使われていた釣鐘が設置されていました。
高尾から甲府で休憩を挟みつつ、乗ること約2時間半。
小淵沢に到着です。
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小淵沢の名物「かつサンド」
小淵沢での待ち時間、昼食を買います。
甲州と信州の境目にある小淵沢には、有名な駅弁があります。
それが「甲州かつサンド」です。
このかつサンド、当日の約1時間前までに電話予約すると、あったかいかつサンド食べることができます。(日にちによっては時間がかかる場合もあります。)
電話番号等は「駅弁の丸政」のHPをご覧ください。
私は高尾駅のホームで電話予約をしました。
予約したかつサンドは、小淵沢駅の改札外にある「MASAICHI本店」で受け取ります。
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そのかつサンドがこちら!
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今回は鶏のかつサンドをいただきました。
アツアツで、サックサクで、すごく美味しかったです。
改札を出るのが少し面倒ですが、小淵沢に来た際は、また買いたいですね。
小淵沢駅には展望台もあるので、天気がいい日はここで食べてもいいですね。
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小淵沢駅に行く機会がある方は、是非行ってみてください。
小海線で野辺山へ
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かつサンドでお腹を満たしたら、いよいよ小海線に乗って、JR最高地点のある野辺山に向かいます。
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小海線は2両編成のローカル路線です。
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小淵沢から小海線に乗ること約30分。
途中JR鉄道最高地点を割と速いスピードで駆け抜けて、野辺山に到着です。
JRで最も標高の高い駅・野辺山駅とソフトクリーム
最高地点は過ぎ去ってしまいましたが、小海線・野辺山駅は全国津々浦々と線路を張り巡らされているJR線の中で、最も標高が高い駅です。
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その高さは1345.67mで、八ヶ岳に囲まれた空気がきれいな場所です。
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野辺山駅の至る所で最高地点の駅という文字を見かけます。
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近くの公園には、SLも展示されていました。
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野辺山駅から歩いて5分ほどの場所に、南牧村農畜産物直売所がありました。
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特産の牛乳をはじめ、土産物なども扱う直売所です。
この直売所で、ソフトクリームが売られていたので食べてみました。
ソフトフロートというものを注文。牛乳の上にソフトクリームが乗っかっています。
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味は格別です。濃厚ながらも後味スッキリ!場所もいいからかもしれませんね。
野辺山に来た際は、直売所にも立ち寄ってみてください。
歩いてJR鉄道最高地点に向かう
野辺山駅から、通り過ぎてしまったJR鉄道最高地点に向かいます。
距離にして約2キロ。歩いていけない距離ではないです。
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看板もあるので参考にしながら歩きましょう。
行き方は簡単。とにかく線路に沿って清里方面に歩いていくだけです。
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途中、巨大なアンテナのようなものが見えてきますが、これは国立天文台の電波望遠鏡だそうです。
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線路沿いにはコスモスが咲いていて、夏の終わりを感じさせてくれました。
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20分ほど歩いていくと、JR鉄道最高地点に到着です。
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ここが、JRの中で最も高い場所で、標高は1375mです。
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神社があったり、巨大な石碑があったり、レストランもありました。
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JRの線路で、ここより高い場所はありません。
鉄道が好きな人は訪れてほしいですね。
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ちなみに、期間限定ですが野辺山周辺観光バス「くるり野辺山」も運行されています。
料金はなんと無料!
歩いていくのが難しい人や面倒な人は、積極的に使ってください。
八ヶ岳を駆け巡って東京へ
小海線としなの鉄道を乗り継ぎ軽井沢へ
JR鉄道最高地点を十分楽しんだところで、再び小海線に乗ります。
せっかくなので、小諸まで行くことにしました。
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車窓からは、晴れていれば美しいであろう八ヶ岳を楽しむことができます。
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この日は分厚い雲に覆われていましたが、時折八ヶ岳が顔を出してくれました。
野辺山からは結構時間がかかり、約2時間50分。終点の小諸に到着です。
小諸に到着してゆっくりする間もなく、今度はしなの鉄道で軽井沢へ向かいます。
約25分で軽井沢に到着です。
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なんだか懐かしい列車に乗ることができました。
なお、しなの鉄道はJRではありません。そのため、青春18きっぷが使えません。
小諸で精算する時間もなかったので、軽井沢駅の改札で精算しました。
軽井沢からバスで横川へ
軽井沢からはバスで、信越本線の横川駅に向かいます。
軽井沢から横川まではジェイアールバス関東が、バスを運行しています。(運賃520円)
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所要時間は約35分です。
青春18きっぷは使用できません。バス車内で精算が必要です。
真っ暗な中、難所の碓氷峠を越えていき、横川駅に到着です。
横川から高崎を経由して東京へ
横川からは再び青春18きっぷの出番です。
横川は群馬を代表する有名な駅弁の一つ、「峠の釜めし」でお馴染みの駅です。
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ただ、今回はすっかり暗くなっていたため、峠の釜めしを買うことができませんでした。
横川駅のホームには、アプト式の線路の模型がありました。
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かつて横川から軽井沢を経由していた信越本線は、碓氷峠を越えるためにアプト式を採用していました。
今では北陸新幹線の開通もあり、群馬寄りの信越本線は横川で終わりですが、軽井沢を越えて長野まで走らせていた歴史を物語っています。
横川からは信越本線で高崎へ
「峠の釜めし」がダメなら、「だるま弁当」でも…と思っていましたが、高崎でも駅弁を買えませんでした。
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高崎からは、高崎線で一気に東京に帰ります。
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高崎線はグリーン車を利用。
グリーン車の快適さを改めて感じました。
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今回はJR鉄道最高地点の野辺山を経由して、最後はバタバタと東京へ帰ってまいりました。
小海線は清里の清泉寮なども有名なので、機会があれば乗ってみてください。
今回の旅程
中央線 中央特快 8:49 新宿→9:35 高尾
中央本線 9:58 高尾→12:35 小淵沢
小海線 快速 八ヶ岳高原列車5号 13:19 小淵沢→13:50 野辺山
小海線 15:37 野辺山→17:26 小諸
しなの鉄道 17:30 小諸→17:56 軽井沢
JRバス関東 18:05 軽井沢→18:39 横川
信越本線 18:50 横川→19:21 高崎
高崎線 快速アーバン 19:33 高崎→21:08 上野