旅の序盤でUberのドライバーの言っていることが理解できず、不安になった前日から一夜明けました。
パースに来た目的はANAのプレミアムメンバーになるための通過点というわけではなく、珍獣のクオッカに会うことでした。
そのクオッカなるものが、パース郊外のロットネスト島という島にいるので行ってみました。
いざロットネスト島へ
パース市内にあるホテルからロットネスト島までは電車とフェリーを乗り継いでいきます。
今回宿泊した「パン・パシフィック・パース」の近くに駅へ向かう無料バス「CAT」のバス停があったので、バスに乗ってパース駅へ向かいます。
通勤・通学の時間帯だったので混雑してましたが、パース駅に到着です。
パース駅から電車に乗ってフリーマントルというところまで行きます。
パース駅は広いです。迷うかもしれません。ちょっと気をつけたいです。
フリーマントル線(Fremantle Line)という青い線の電車で30分ほど。料金は4.80オーストラリアドルです。終点のフリーマントル駅で下車です。
切符は自動券売機で買えます。お金を入れて、「ゾーン2」のボタンを押せば切符が出てきます。
フリーマントル駅はとてもおしゃれで、重厚感があります。フリーマントルについては、こちらの記事で少し紹介しています。
フリーマントルからはロットネスト島に行くためフェリーに乗ります。今回はロットネスト・エクスプレス(Rottnest Express)を利用しました。
駅からは歩いて7~8分の所にあるB Shedの乗り場に向かいます。駅を背にして右に通りに沿って歩きます。
しばらく行くとフェリーターミナルに向かう道路が見えてくるので右に曲がれば見えてきます。
ロットネスト・エクスプレスのフェリーチケットは事前に日本で購入しました。公式サイトで買えます。(「Book Now」から購入できます。購入ページは英語です。)
チケットはQRコードなので、QRコードを紙にプリントアウトするか、スマホ画面を提示すればOKです。往復で平日割引が適用されて49.61オーストラリアドルでした。ちなみに自転車なども予約できます。
ロットネスト島までは約30分です。フェリーはかなり揺れます。インド洋の波はものすごく高いです。噂で聞いていたので私は前々日にイオンモール沖縄ライカムで酔い止め薬を購入し、前もって服用していたので問題ありませんでしたが、周りでは気分が悪くなっている方が多くいました。
乗り物に酔いやすい方やお子様は酔い止めの服用をおススメします。
あと船内にはハエが多くて、結構襲い掛かってきます。特に目に飛び込んできます。神経質な方はサングラスなどを忘れずに。
パース中心部から約1時間半ほどでロットネスト島に到着です。
ちなみにパースからも1日1便フェリーがありますが、時間がかかるのと、本数が少なくて滞在時間が減ること、また割引が適用されないという理由でフリーマントル経由にしました。
クオッカの楽園 ロットネスト島
フリーマントルのフェリーに強く揺られながら、私は一抹の不安を抱えていました。
「クオッカって希少動物だよなぁ…。なかなか会うことなんてできないんじゃないか?」
そんなような不安は、ロットネスト島に上陸して5分も経たずに杞憂に終わったのでした。
第一クオッカ発見!!
クオッカは夜行性のため、まだ朝だったこの時間はお休み中でした。
フェリー乗り場の近くはお土産屋やカフェが並んでいて賑わってます。
朝から何も食べていなかったのでベーカリーで休みました。すると足元からモゾモゾと…。
クオッカ登場です。猫かと思いました。本当に自由に動き回ってます。
ちょっと眠そうですが、かわいいですね。
せっかく島に来たので島を巡ってきます。自動車が走ってないので、選択肢か自転車か周遊バスです。
自転車は福江島で散々な目にあったので、今回はバスを使いました。20オーストラリアドルで一日乗り放題です。本数は15分に1本程度。夕方前には終わってしまうので、バスのチケットを買ったら時刻表も忘れずにもらいましょう。
ロットネスト島の魅力はクオッカだけではありません。
海がすごくきれい!自然豊かな島です。海の水は結構冷たいので、ダイビングなんかは1・2月くらいがいいかもしれません。こんな海でダイビングなんてしたら最高だろうな…。
ワイルドフラワーも咲いています。日本は涼しくなってきて紅葉の季節でしたが、南半球のロットネスト島は夏です。
透き通った海とワイルドフラワーが一緒に楽しめるのも、ロットネスト島ならでは。
灯台もあります。木の陰にはクオッカがいます。
本当に至るところにクオッカがいます。
ここからクオッカに対して個人的に思うことを書いていきます。
①かわいい
笑ったような表情をしている。「世界一幸せな生き物」といわれている理由がよくわかる。しかしクオッカ本人はおそらく生きていくのに必死。
奇跡の1枚が撮れました!ブレブレなのが悔しい!!
②人懐っこい・警戒心がない
人が近づいても逃げようとしない。むしろ自ら近寄ってくる強者いる。
至近距離に人間がいるにも関わらず、お食事に夢中になってます。警戒心がないのも、この島にクオッカの天敵がいないからでしょうね。
③大きさは太った猫くらいで尻尾が長い
大きさは太った猫くらい。一見ネズミの仲間に見えますが、実は有袋類でカンガルーやワラビーの仲間。正直言われなきゃわからない。
私が思っているより尻尾が長いので、何度か踏みつけてしまいそうになりました。いつもニコニコしているクオッカですが、さすがに尻尾を踏まれたら痛くて怒ると思うので気をつけてください。
フェリーターミナルの近くに帰ってくると、来た時よりもクオッカがぞろぞろいます。
あっちにもクオッカ
こっちにもクオッカ
海を背にクオッカ。いたるところに出てきます。
なぜか一匹だけクジャクがいました。最初歩いてて、なんか葉っぱに当たったかなと思ったらクジャクでした。
ロットネスト島はきれいな海と自然が豊かな島でした。そしてクオッカにとっては最高に居心地のいい場所でした。彼らからしたら、まさしく楽園でしょう。
運良く天気が良くて島の散策日和でした。こんな間近でクオッカに会える場所はロットネスト島以外にありません。
是非オーストラリアに行くことを検討しているならば、パースとロットネスト島をご検討ください。来て後悔はしません。
本当にいい島でした。クオッカに別れを告げて、フリーマントルに戻ります。