日本のどこよりも早く秋を迎える北海道
(本当はHokkaido Loveパスを使いたかったのですが…。)
今回はJR北海道が発売してる『北海道フリーパス』を使って、北海道の周遊旅行をしてみました。
4日目は摩周湖と釧路湿原を巡ります。
(この回は鉄道を使う移動がほとんどありません)
前回の旅→③道東・網走オホーツク編
川湯温泉から摩周湖へ
川湯温泉を少し散策
4日目は川湯温泉からスタート。
「お宿欣喜湯」という旅館に泊まりました。
温泉は強酸性のお湯で、お肌がツルツルになります。いいお湯でした。
朝食のバイキングも、地元食材を使った料理が並び、とても美味しかったです。
デザートのプリンが、土鍋プリンと牛乳プリンの2種類あって、これまた絶品でした。
また訪れたい旅館です。おススメです。
お宿欣喜湯から歩いて3分ほどのところに、大鵬相撲記念館があります。
バスはこの記念館の前から発車します。
バスまで時間があるので、周辺を散策します。
大鵬関は昭和の大力士として有名です。
その大鵬関の生まれ故郷が川湯温泉で、記念館と像が建てられています。
記念館の裏手には、白樺の森が広がっていました。
北海道らしいまっすぐな道路が広がっています。
この先に硫黄岳があります。
川湯温泉一帯は硫黄の匂いが漂っていて、温泉街の風情があります。
川湯温泉から摩周湖まで移動
ここ川湯温泉にある「大鵬相撲記念館前」バス停からは、川湯温泉駅行きのバスが列車に合わせて運行しています。
それ以外にも摩周駅行きのバスが出ているので、今回は一日数本出ている摩周駅行きに乗ります。
行程①
大鵬相撲記念館前(川湯温泉街)9:25→摩周駅前 10:10 阿寒バス
バスは弟子屈市街を巡って、約45分で摩周駅前に到着です。
JR釧網本線の摩周駅です。
三角屋根がかわいらしい、閑静な有人の駅です。
この摩周駅から、2022年11月現在で1往復運行している、摩周湖行きのバスに乗ります。
行程②
摩周駅前 10:30→摩周湖第一展望台 10:55 阿寒バス
バスで約30分、摩周湖の第一展望台に到着です。
帰りのバスは30分後。
短い時間ですが、摩周湖を楽しみます。
摩周湖を眺める
バス停を降りてすぐ目の前には、摩周湖が広がっています。
お天気にも恵まれ、澄み渡るブルーの摩周湖を見ることができました。
周囲から注ぎ込む川もないため、水位は常に一定だそうです。
透明度が高いことも、摩周湖ならではのポイントで、「摩周ブルー」と呼ばれます。
周囲の静けさも相まって、思わずうっとりしてしまいます。
そういえば「霧の摩周湖」なんて聞いたことありますよね。
これは摩周湖が、気候の関係で湖面が霧で覆われるが多いためだからだそうです。
ちなみにきれいな湖面を見ると、婚期が5年延びるそうです。
私はまた、婚期が延びそうです…。
摩周湖第一展望台には、売店やお土産屋さんもあります。
観光バスで来られている方も多そうですね。
キレイで清潔なトイレもありますので、不安なく摩周湖を見ることができます。
売店の屋上はテラスになっていて、寝そべりながら摩周湖を眺めることができます。
アツアツのコーヒーを片手に、摩周湖を見てる…
なんとも優雅な時間が過ごせそうです。
そんな時間を過ごす間もなく、バスで摩周駅に戻ります。
行程③
摩周第一展望台 11:25→摩周駅前 11:50 阿寒バス
摩周駅から釧路湿原へ
釧路への移動
摩周湖から弾丸で摩周駅まで戻ってきました。
遠目で見ても小さな駅です。
摩周駅の隣には、足湯スポットがあり、誰でも入ることができます。
摩周駅の歩道橋から、釧網本線の線路を眺めます。
真っすぐな線路と、雄大な山々が広がっています。
摩周駅で時間を潰したところで、列車で移動を開始します。
摩周から釧網本線に乗って、釧路に向かいます。
この日唯一の鉄道移動であり、このシリーズ旅では最短距離の移動です。
行程④
摩周 12:17→釧路 13:34 釧網本線 快速しれとこ摩周号
釧網本線は途中、釧路湿原を通過していきます。
この日は釧路湿原駅で下車の予定でしたが、中止して釧路駅に向かいます。
あやうく釧路湿原駅で5時間待ちになるところでした…。
快速しれとこ摩周号で約1時間20分、釧路に到着です。
「快速」と言ってますが、通過したのは細岡駅だけです…。
釧路駅は札幌に向かう特急も多くあり、とても大きな駅にきました。
途中ホテルに荷物を預けてきましたが、市街地と駅が微妙に遠いのが少し不便ですね…
いざ釧路湿原へ
せっかく釧路に来たのだから、釧路湿原を見たい!
ということで、釧路湿原の展望台に向かいます。
行程⑤
釧路駅前 14:45→釧路湿原展望台 15:24 阿寒バス
バスは少々遅れて約45分。
釧路湿原の展望台に到着しました。
バス停のすぐそばに展望台があります。
有料ですが、中に入って見学ができます。
屋上からの眺めは、森の向こうに釧路湿原を望むような感じになります。
もっと釧路湿原に近づきたい場合は、この森を抜けていきます。
道はありますが、街灯もない山道を抜けていきます。
日没が迫ってましたが、近くで見たい欲に駆られて20分ほど歩きました。
寒い中汗だくになり、早歩きで歩いた甲斐あって、明るいうちに釧路湿原を間近で眺めることができました。
釧路湿原は日本最大の湿原で、東京の山手線内がすっぽり収まってしまう面積を誇ります。
眺める景色は、果てしなく、どこまでも湿原が広がっていくような感覚があります。
日本とは思えない、大パノラマを味わうことができます。
夏の緑が茂った時がきれいそうですが、秋の茶色い湿原もとてもよかったです。
注意点ですが、できれば明るいうちに来ましょう。
暗くなっていく中で山道を戻るのは、なかなか怖いですからね。
あと夏の時期などは、虫除けとかあるといいかもしれません。
クマなどにも要注意です。
暗くなってきた中で山道を進み、なんとかバス停に戻りました。
釧路市街へ引き返します。
行程⑥
釧路湿原展望台 16:34→釧路駅前 17:28 阿寒バス
スパカツ!
釧路駅に戻り、市街地へ…
釧路といえば海鮮…
海も近いので、海鮮は間違いなく美味しいんですが、私には釧路で食べたいものがありました。
釧路市街地にある、レストラン泉屋です。
テンションが上がるエントランス。心が躍りますね。
私がレストラン泉屋で食べたかったのは、釧路のB級グルメ「スパカツ」です。
豊富なメニューに目が移ろいかけましたが、他のお客さんに運ばれてくるミートソースが鉄板で焼かれている音に、一撃でノックアウト。
問答無用で「スパカツ」注文です。
しばらく待っていると、自分のスパカツが運ばれてきました。
鉄板の上でソースがジュージューと立てている音で、食欲が上がります。
そしてフォークでアツアツのスパカツをワシワシと喰らいつく!
カツもサクサクで、ミートソーススパゲティも鉄板で焦げた部分も美味しく、大満足でした。
お腹も心も一杯になれます。釧路に行かれた際は、是非行って食べてみてください!
5日目は釧路から帯広を巡って富良野に向かいます。
旅の続き→⑤道東・十勝編
北海道のきっぷについて→北海道フリーパスとHOKKAIDO LOVEパス
この日の旅程
4日目の旅程
大鵬相撲記念館前(川湯温泉街)9:25→摩周駅前 10:10 阿寒バス
摩周駅前 10:30→摩周第一展望台 10:55 阿寒バス
摩周第一展望台 11:25→摩周駅前 11:50 阿寒バス
摩周 12:17→釧路 13:34 釧網本線 快速しれとこ摩周号
釧路駅前 14:45→釧路湿原展望台 15:24 阿寒バス
釧路湿原展望台 16:34→釧路駅前 17:28 阿寒バス