東京近郊にお住いの方にとって、身近な海といえば湘南の江ノ島や鎌倉じゃないでしょうか。
今回は江ノ島・鎌倉の旅行・散策におススメの、小田急から発売されている「江の島・鎌倉フリーパス」を紹介します。
「江の島・鎌倉フリーパス」概要
小田急電鉄が発売している「江の島・鎌倉フリーパス」は、小田急線内の駅から藤沢までの往復の乗車券と、藤沢から片瀬江ノ島間の小田急線、及び江ノ島電鉄(江ノ電)が乗り降り自由となっているきっぷです。
小田急線内の窓口の他、旅行代理店でも発売しています。
ただ苦手でなければ、自動券売機でも発売しているので、自動券売機で購入したほうが、並ばずに手軽に買えるので便利です。
また当日購入も可能です。
新宿からの場合、大人1,640円(子ども430円)で、1日のみ有効になります。他の駅からだと料金が異なりますので、小田急の公式サイトを参照してください。
ちなみに新宿から藤沢まで片道で大人610円かかります。新宿と藤沢間の往復で1220円なので、420円で江ノ電が乗り放題ということになります。
江ノ電単体の乗り放題になるきっぷ「のりおりくん」が800円なので、別々で買うより大幅に安くなります。
(運賃改定対応済み。2023年6月現在。)
早速、使ってみよう!
私も新宿駅の自動券売機で「江の島・鎌倉フリーパス」を購入しました。
(使用した日は2020年です。)
これが「江の島・鎌倉フリーパス」です。
一枚しか出てきません。この一枚が新宿から藤沢までの往復とフリーパスになります。
小田急線や江ノ電で自動改札機がある駅では、「江の島・鎌倉フリーパス」をそのまま改札機に通してください。
主要な駅では、自動改札機がある場合が多いです。
改札機にきっぷを通した際は、きっぷの取り忘れに注意してください。(ICカードに慣れてしまっていると、意外と忘れがちです…)
自動改札機がない駅では、駅員さんに日付が見えるように提示してください。
あとは江ノ電に揺られて、江の島や鎌倉を満喫するだけです。
富岡八幡宮(最寄り駅・鎌倉)
鎌倉の大仏様(高徳院 最寄り駅・長谷)
江の島に沈む夕焼け(稲村ヶ崎公園 最寄り駅・稲村ヶ崎)
もちろん江の島も(最寄り駅・片瀬江ノ島、江の島)
「江の島・鎌倉フリーパス」一枚で行くことができます。
また本数がほとんどないのが欠点ですが、新宿から片瀬江ノ島の間で特急ロマンスカーも運行しています。
ロマンスカーに乗る際は、特急券を追加で支払います。
特急券は新宿や藤沢、片瀬江ノ島の自動券売機で購入できるので、前もって買っておきましょう。
ロマンスカーは必ず座れますし、かなり快適です。
特急券は新宿と藤沢・片瀬江ノ島の場合は630円です。
こんな人におススメ
次にこのきっぷを有効活用できそうな場合を考えていきます。どんなことにも向き不向きがありますから…
とにかく節約したい人
「江の島・鎌倉フリーパス」の最大の魅力はコストパフォーマンスです。
江ノ電を2回乗れば、元を取れてしまいます。
また対象施設で優待や割引もあるので、少しでも安く楽しみたい方にはおススメです。
インスタ映えするような写真を撮りたい人
江ノ電にはインスタ映えするようなフォトスポットがたくさんあります。
江ノ電と海が同時に撮れる「鎌倉高校前駅」であったり…
商店街の真ん中を走り抜けていく「腰越駅」付近であったり…
あじさいと江ノ電のコラボが撮影できる「御霊神社(最寄り駅・長谷)」
などなど、写真映りが最高なスポットが多いのが江ノ電沿線の特徴です。
想い思いの写真を撮りたい方は「江の島・鎌倉フリーパス」を使うと、好きなところに自由自在に行くことができます。
最高の一枚が撮れるまで楽しむには、もってこいのきっぷだと思います。
余談ですが、「ナオの旅行帳」Instagram版もやっているので、是非フォローしてください。
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あまりおススメできない人
鎌倉を中心に観光したい人
鎌倉を中心に観光したい人は、正直あまりおススメできません。
その理由は、鎌倉まで行く時間です。
新宿から「江の島・鎌倉フリーパス」を使って鎌倉まで直接行くと、藤沢で江ノ電に乗り換えて2時間近くはかかってしまいます。
少し値段はかかりますが、新宿から鎌倉に向かう場合は、横須賀線直通の湘南新宿ラインの方が約1時間で着くので、時間がかかりません。
乗り換えが必要ないのでとても楽ですし、追加料金でグリーン車にも乗れます。
円覚寺や明月院がある北鎌倉も、「江の島・鎌倉フリーパス」では対象外です。
また湘南モノレールも対象外です。
鎌倉でゆっくり寺院を巡りたいという方は、JRと江ノ電を組み合わせてで行った方がいいでしょう。
今回は小田急の「江の島・鎌倉フリーパス」を紹介させていただきました。
安い上に、使い勝手もいいので、幅広い方に便利だと思います。
江ノ島と鎌倉に行く際に、是非使ってみてください。