近畿と東海にかけて広大な路線網を誇る近畿日本鉄道(通称・近鉄)
そんな近鉄が運行している特急の一つに「ひのとり」という特急があります。
今回は、実際に特急ひのとりのプレミアムシートの乗車記です。
特急ひのとりの予約・購入方法についても書いておきます。
車体の赤が美しい!近鉄特急ひのとり
近鉄特急ひのとり 停車駅
大阪難波・大阪上本町・鶴橋・(大和八木)・津・(近鉄四日市・白子・桑名)・近鉄名古屋
特急ひのとりは大阪難波から近鉄名古屋まで、約2時間で走行していきます。
赤い車体が特徴的な近鉄特急ひのとり。
ライバルは新幹線ですが、とことん設備にこだわっています。
値段も新幹線と比べても格安です。
プレミアムシートでも、新幹線の自由席と比べても安くなります。(2023年6月現在の値段。)
大阪での乗車駅も新大阪まで行く必要がなく、中心地の大阪難波や鶴橋から直接名古屋へ行くことができるのもメリットです。
座席はスタンダードシートとプレミアムシートの2種類で、今回はプレミアムシートに乗車しました。
ひのとりのプレミアムシートに乗ってみた
座席
プレミアムシートの座席は2席・1席です。革張りのシートは高級感があり、乗り心地が抜群です。
よくある特急列車の悩みは、前の人が遠慮なくリクライニングを倒してきて、すごく邪魔になることだと思います。(しかも何も言わずに倒して来たら腹が立ちますよね…)
特急ひのとりのプレミアムシートは、「バックシェル」を採用しているため、いくら座席を倒しても、後ろの人に迷惑が掛かりません。
そのため、リクライニングに関するトラブルとは無縁です。
リクライニングは全て電動で、座席脇にあるリモコンで操作します。
カーテンも電動で上下します。
テーブルも広々としていて、お弁当を出しても余裕があります。(551蓬莱は豚まんだけでなく、お弁当も美味しいです。)
座席脇にはドリンクポケットがあるので、飲み物をこぼす心配がありません。
カーブや振動で飲み物が倒れてくるのも悩みの一つですが、また一つ悩みが解消されました。
感想としては、何か機能を持て余してるんじゃないかと思うくらい快適です。
シートも広々としていて、足も伸ばせます。
2時間じゃもったいないくらいです。もっと長時間乗りたかったかな…。
カフェスポット
特急ひのとりには、カフェスポットと呼ばれる場所があります。
コーヒーと言っても、缶コーヒーではありません。
淹れたてのコーヒーを味わうことができます。
しかも2種類!
お菓子も売っているので、まさに走るカフェです。
ミルクや砂糖ももちろんあります。
カップがひのとりのロゴでかわいらしいです。
自動販売機はよくありますが、コーヒーメーカーが車内にあるのはかなり珍しいと思います。
カフェスポットはプレミアムシートに近い、両先頭車にあります。
ロッカー
もう一つ印象に残ったのが、ロッカーです。
旅行では、大きな荷物を抱えて移動することが多いです。
でも特急や新幹線では、スーツケースなどの大きな荷物を置くスペースが少ないのも悩み。
その悩みを解消したのが、ロッカーです。
荷物をロッカーに預けてしまえば、広いシートでおいしいコーヒーを飲みながら、のんびりと目的地まで過ごすことができます。
しかも無料です。ありがたい!
予約・購入方法
予約・購入方法は近鉄のインターネット予約サービスか、駅の券売機か窓口、旅行代理店です。
インターネット
私のおススメは、近鉄のインターネット予約サービスです。
JRのインターネット予約とは異なり、会員登録が必要ありません。
クレジットカードが必要ですが、駅で並ばなくても購入できます。
東京在住の私も、東京でインターネットで予約して、ひのとりに乗車しました。
しかもチケットレスで乗車できるので、きっぷの受け取りや発券作業が必要ありません。
乗車券だけ購入して、あとは特急に乗るだけです。
ひのとり以外の特急でも利用することができます。
駅の券売機・窓口、旅行代理店
クレジットカードがない人は、駅か旅行代理店での購入になります。
駅であれば、空席があれば券売機で直前まで特急券を購入できます。
近鉄特急ひのとりのプレミアムシートに乗ってみて一言、とにかく快適でした。
シートの設備も整っていて、ワンランク上の体験ができました。
特急での悩みも解決できているのも、なんかうれしいです。
名古屋から大阪まで新幹線に乗らなくても、快適に移動できるので選択肢としてはアリです。
なお、プレミアムシートとスタンダードシートの差額は700円です。
近鉄は伊勢方面にも走っています。
かつて伊勢に行った際のブログもあるので、伊勢方面も気になる方は、こちらのブログも見てみてください。
近鉄特急で関西と伊勢をまとめて旅行してみよう!
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大阪と名古屋を移動する際は、近鉄特急ひのとりのプレミアムシートに乗ってみてください。