日本の人気スポーツ・プロ野球。
そして、日本を代表する人気名門球団・読売ジャイアンツ。
今回は熱狂的巨人ファンの私が、ジャイアンツのキャンプ地・宮崎県総合運動公園について紹介していきます。
侍ジャパンのキャンプを見学に行く場合にも参考になると思うので、読んでいただけると嬉しいです。
ジャイアンツのキャンプ地・宮崎
ジャイアンツの宮崎キャンプは、一軍と二軍は宮崎県総合運動公園内でキャンプを行っています。
なお、三軍は宮崎市から離れた都城(みやこのじょう)市で行われているため(2023年現在)、今回は割愛します。
一軍・サンマリンスタジアム宮崎
ジャイアンツの一軍は2月の前半と後半でキャンプ地が変わり、前半は宮崎、後半は沖縄・那覇で実施します。
一軍が宮崎でキャンプを行う際は、「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」を使用します。
天然芝の球場で、かなり大きく、収容人数も多く収容できる立派な球場です。
プロ野球の公式戦が開催されることもあります。
また、野球日本代表(侍ジャパン)がワールドベースボールクラシック(WBC)に参戦する際は、ジャイアンツと入れ替わる形でサンマリンスタジアムでキャンプを行います。
近くにはサブグラウンドとブルペンがあり、そこでも投手の投球練習や内野手のノックなどが行われます。
二軍・ひむかスタジアム
二軍はキャンプ期間中、ずっと宮崎で練習を行います。
二軍はサンマリンスタジアムから歩いて10分ほど離れた「ひなたひむかスタジアム」で行います。
サンマリンスタジアムほど立派ではありませんし、小さな球場ですが、グラウンドと観客席と近く、練習をより近くで見ることができます。
2001年にサンマリンスタジアムができるまで、ジャイアンツはひむかスタジアムをメインにキャンプが行われていました。
ちなみに、ミスターこと長嶋茂雄終身名誉監督が監督時代、背番号「33」を広島から移籍した江藤智選手に譲り、背番号「3」のユニフォーム姿を披露したのは、ひむかスタジアムの近くにあるサブグラウンド(おそらくA球場)です。
木の花ドーム
ひむかスタジアムからA球場の脇をしばらく歩いていくと、白いドーム型の建物が見えてきます。
「木の花ドーム(このはなどーむ)」という施設です。
野球ができるほどの大きなドームではありませんが、雨天時や個別メニューを行う際に使われます。
木の花ドームも観覧可能ですが、サンマリンスタジアムやひむかスタジアムとは違い、常に選手がいるわけではないので、キャンプのスケジュールを確認しておく必要があります。
宮崎市街地から宮崎県総合運動公園へのアクセス
宮崎市街地から宮崎県総合運動公園へのアクセスは、バスと鉄道の2種類あります。
バス
公共交通を使ってジャイアンツのキャンプを見に行く場合に、メインとなる移動手段です。
青島・日南方面に向かうバスに乗ります。
バスは宮崎交通が運行していて、宮崎駅から山形屋や橘通(たちばなどおり)といった繁華街を経由して、約50分ほどでキャンプ地周辺に到着します。
バスの中には、宮崎空港を経由して運行しているバスもあります。
サンマリンスタジアムに行く場合は、「サンマリン前」バス停。
ひむかスタジアムに行く場合は、「運動公園前」もしくは「運動公園南口」バス停が便利です。
ただ、「サンマリン前」「運動子園前」のいずれのバス停からも、そこそこ距離があり、結構歩きます。
キャンプ中は臨時バスが出ていますが、それでも非常に本数が少ないです。
加えてキャンプ期間中はバスが混雑するので、大きな荷物を持って行くのは避けた方が無難です。
土・日・祝日は運動公園内に臨時のバス停ができて、バスの本数も増えます。
また土・日・祝日は、同じ宮崎市でキャンプを行っているソフトバンクとオリックスのキャンプ地に行くシャトルバス(三球シャトル)も運行しています。
バスの時刻や停留所等については、宮崎交通のHPを参照してください。
バスに関しては、SuicaやPASMOといったICカードに対応しています。
鉄道
鉄道ではJR日南線の「木花(きばな)」駅と「運動公園」駅が最寄りとなります。
「木花」駅はサンマリンスタジアムへの最寄り駅で、駅舎がジャイアンツ一色です。
「運動公園」駅はひむかスタジアムの最寄り駅です。(バス停でいうと、「運動公園南口」の近くです。)
二つの駅とも無人駅で、かなりこじんまりとした駅です。
最寄り駅とはいうものの、駅からはバス停と同じく、かなり距離があります。
その上、日南線はバス以上に本数が少ないです。
おまけにICカードは対応していないため、宮崎駅や南宮崎駅などから乗る場合は、きっぷを買って乗らなければなりません。
鉄道でサンマリンスタジアムなどにキャンプを見に行くのは、ちょっと不便ですね…。
公共交通機関を使われる方は、バスがおススメです。
キャンプの楽しみ方
球場での楽しみ方
キャンプのスケジュールを確認する
キャンプは投手と野手で練習メニューが異なります。
インフォメーションセンターやジャイアンツの公式ツイッターなどで、スケジュールを確認しましょう。
見たい練習から決める
どんな練習が見たいのか決めましょう。
一軍の野手の練習(打撃・守備など)であれば、サンマリンスタジアムがメイン。
一軍の投手の練習(投球・守備など)であれば、サンマリンスタジアムの近くにあるブルペンかサブグラウンドになります。
どの場所で練習が行われるか、スケジュールに書かれているので、あらかじめ確認しましょう。
見たい選手から決める
練習でなくても、好きな選手や期待している選手がいるならば、その選手を追っかけて見ましょう。
スケジュールに名前、もしくは背番号で書かれていますし、わからなければ近くの球団職員に聞いてみましょう。
運が良ければ、サインがもらえるかもしれません。
抽選のツアーに参加する
ジャイアンツでは、抽選制のツアーを開催しています。
ツアーの一例
朝のグラウンド見学ツアー
打撃練習ツアー
ブルペン見学ツアー
などといったツアーを開催しています。
抽選は決まった時間にステージ前に集合して行われます。
抽選に当たった場合は、指定された時間にステージ前に再集合し、集団で行動します。
打撃練習ツアーは、3塁側のベンチ前で、グラウンドに降りて見学ができます。
ブルペン見学ツアーでは、目の前でプロの迫力ある投球を見学できます。
野球を知らない人でも、プロ野球選手の凄さがよくわかるツアーなので、是非抽選に参加してみましょう。
球場間の移動
ジャビットシャトルを活用する
サンマリンスタジアムとひむかスタジアム、木の花ドームの間はかなり距離が離れています。
歩いていくと、サンマリンスタジアムとひむかスタジアムの間で10分ほどかかるので、周遊バスのジャビットシャトルが便利です。
ジャビットシャトルはサンマリンスタジアム→ひむかスタジアム→木の花ドームを回る無料の周遊バスです。
ジャビットシャトルを活用することで、移動の負担が軽減されます。
レンタサイクルを活用する
サンマリンスタジアムには、レンタサイクルもあります。
有料ですが、広い公園内の移動がスムーズになります。
球場外での楽しみ方
宮崎グルメを楽しむ
キャンプ中は球場の外でも盛り上がっています。
サンマリンスタジアムの外には、飲食の店舗がずらりと並んでいます。
そこでは宮崎グルメも堪能できます。
鶏の炭火焼。ビールや焼酎など、間違いなくお酒に合う味です。嚙めば嚙むほど味が出ます。
肉巻きおにぎりとチキン南蛮。宮崎グルメの大定番です。
どれもおいしいので、食べ過ぎちゃいました。
グッズを買う
サンマリンスタジアムの外には、特設のジャイアンツのオフィシャルショップがあるので、ユニフォームやキャンプ限定グッズなどを買うことができます。
ユニフォームはどこよりも早く、手に取って買うことができます。
キャンプに来た機会に、覗いてみてはいかがでしょうか?
大きい荷物がある場合は…
大きい荷物がある場合は、クロークで荷物を預けられます。
有料(500円)で、9時から16時までの間、荷物を預かってもらえます。
宮崎に来てそのままキャンプを見学する場合でも、宮崎から帰る前に見学する場合でも、荷物を預かってもらえるのはありがたいですね。
キャンプのここが素晴らしい!
キャンプのどこがいいの?
なんてこと、実はよく聞かれます。
しかし、テレビや試合では感じられない、キャンプならではの素晴らしさがあります。
選手が間近で見られる
とにかく選手が近くで見れます。
遠くじゃわからないガタイの良さ
スター選手から放たれるオーラ・表情
レギュラーを狙う選手の眼差し
プロ選手の甲高い打球音や投球のスピード
などなど…
一年通して、活躍・飛躍するためにキツイ練習に励む選手の姿を、近くで見ることができます。
新入団や移籍してきた選手が見れる
もう一つキャンプで気になるのは、新しくチームに入団した選手の動向。
野球選手だって人間。
新しい環境に馴染んでいくには、それなりのストレスがかかるのは、私たちと同じでしょう。
外国人選手を含めて、昨年と違うユニフォームで戦う選手が、チームにどのように馴染んでいくのか、どのようにコミュニケーションをとっているのか、近くで観察することができます。
これから新しい環境に行く人たちには、ヒントになるかもしれませんね。
試合だけでは感じられない部分がある
あの選手とあの選手は仲がいいのか!
意外とこの選手、気さくな人だなぁ!
クールに見えて、お茶目な選手だなぁ!
カワイイ顔しているけど、割に合わないイカツイ身体してるなぁ!
新しく来たのに、もうこんなに馴染んだのか!
あの球団職員、どこかで見たことあるぞ?!
あのOB・解説者が来てるじゃん!
などなど…
東京ドームなどの試合では感じられない、選手の意外な一面を感じられるのもキャンプならでは。
これだから、キャンプはおもしろいんです!
今回はジャイアンツのキャンプの行き方・楽しみ方について紹介しました。
少々不便なのがネックですが、ジャイアンツファンでなくても、野球にそんなに興味がない人でも楽しめると思います。
2月の後半に行われる、一軍の沖縄キャンプについては、別のブログを参考にしてください。
【沖縄】ジャイアンツ・沖縄キャンプ見学① セルラースタジアム那覇にて
続きを見る
ジャイアンツファンの方は、一度は行っておいた方がいいですよ!
その時は、このブログが参考になると幸いです。
是非、宮崎キャンプを見に行って、シーズンを戦う選手にエールを送ってください!