日本のどこよりも早く秋を迎える北海道
(本当はHokkaido Loveパスを使いたかったのですが…。)
今回はJR北海道が発売してる『北海道フリーパス』を使って、北海道の周遊旅行をしてみました。
3日目は網走を経由して川湯温泉に向かいます。
前回の旅→②道北・稚内編
網走へ移動
ホテルと旭川駅
前日に稚内からの日帰りを終えて、2泊した旭川から離れます。
ホテルWBFグランデ旭川に2泊お世話になりました。
「天然温泉みなぴりかの湯」は、宿泊者は無料で利用できます。
露天風呂もサウナもあり、湯船も豊富で、旅の疲れを癒すことができました。
温泉に加えて、朝食バイキングの海鮮丼がとても美味しかったです。
食べ放題なのもうれしい。また泊まりたいですね。
ホテルから歩いて5分ほど。旭川駅からスタートして、網走に向かいます。
網走方面へは石北本線の特急「オホーツク」に乗ります。
旭川駅に大々的に幕が出てましたが、石北本線は開通90周年だそうです。
2日目の特急宗谷より25分早い、特急オホーツク1号に乗車します。
行程①
旭川 8:35→網走 12:17 特急オホーツク1号
旭川駅ホームのビジョン。乗車位置がわかりやすいです。
この列車で網走に向かいます。この列車も前日の稚内に向かう特急宗谷と同じく、札幌から来た特急列車です。
この特急列車、なんとも味があるボディをしてますね!(特に出入口付近)
特急オホーツク1号の車窓から
この日はお日柄もよかったので、車内から何枚か写真を撮ってみました。
雄大な山々と広々とした大地が広がっています。
その間を縫うように特急が颯爽と走っていきます。
旭川から約2時間。遠軽駅に到着します。
ここ遠軽駅で、特急オホーツク1号をはじめ、石北本線の列車は進行方向が変わります。
そのため特急列車の乗客は、一斉に座席を転換させます。
「るべしべ」駅。漢字で書くと「留辺蘂」。読めないし、「蘂」の字が書けません…。
留辺蘂駅から1時間ほどで、大きな湖が広がってきました。
「網走湖」です。この湖が見えてきたら、特急オホーツクの旅も終わりが近いです。
旭川から約3時間40分。無事、網走に到着です。
ちなみに特急オホーツクを札幌から乗ると、特急宗谷と同じく5時間を超えるロングランになります。ご承知おきください。
網走観光
博物館網走監獄 ~網走といえばココでしょ~
3日目は網走から最終的に川湯温泉まで向かいます。
川湯温泉までは釧網本線(せんもうほんせん)という普通列車で向かいますが、ローカル線が故に、本数が非常に少なく、ここで3時間待ちになります。
待ち時間に何もしないのも勿体ない。
せっかく網走に来たことだし、網走といえば監獄。
ということで、バスで博物館網走監獄に向かうことにしました。
それにしても網走駅のロータリー。とても力強く、迫力がある駅前になってます。
行程②
網走駅 12:39→博物館網走監獄 12:46 網走バス
網走駅からは意外と近く、10分もしないうちに到着します。
ただ注意してほしいのが、博物館網走監獄に向かう途中、バスは「網走刑務所」を通ります。しかし網走刑務所は現在も使われている刑務所です。
そのため博物館へ行きたい方は、「網走刑務所」ではなく、「博物館網走監獄」まで乗ってください。
入館料1500円(一般・大人)を窓口で支払って、入館します。
大きな荷物がある方は、窓口の向かいにコインロッカー(有料100円)があるので、荷物を預けることができます。
右側にいる監守さん、蝋人形です。
実際見るとかなりリアルで、唐突に声を掛けられるんじゃないかとビクビクしました…
こちらが庁舎です。北海道開拓での囚人たちの歴史を見ることができます。
放射状に広がる5棟の舎房。そのうちの1つです。
舎房は囚人たちが収容されていた場所です。
きれいに真っすぐで、奥までよく見えます。
狭い部屋の中で複数人が収容されていたみたいですね。
囚人たちの数少ない楽しみだったという入浴。浴場も見学できます。
もちろん、入浴している人はどれも人形です。
囚人たちの様子が伺えますが、リアルすぎる…。
監獄内の木々も色づいていて、季節を感じることもできました。
網走監獄ですが、敷地がとにかく広いです。バスの時間もあって、私は1時間しか見学できませんでした。
広い上に見ごたえも結構あるので、2時間は確保しておきたいですね。
網走監獄を見学した後は、網走駅に戻ります。
行程③
博物館網走監獄 13:53→網走駅 14:02 網走バス
公園でランチ ~今日もセコマの世話になる~
網走駅に着いたのは14時過ぎ。
釧網本線は約1時間後…。
網走駅前のレストランは少なく、市街地も遠いため移動時間を考えると時間が読めない。
ということで、駅から歩いて5分ほど…
網走市の中央公園にやってきました。
ここで…
公園の向かいにあるセイコーマートでかつ丼を買ってランチ。
実は3日連続でセイコーマートのお世話になっております…。(2日目に特急宗谷の車内で、実は初日もセコマの豚丼を食べました。)
ですが、ただコンビニのかつ丼と侮るなかれ、このセイコーマートのホットシェフで作ったかつ丼って、すごく美味しいんですよ!
外で食べてるってこともあるんでしょうけど、つゆの甘辛さとサクサクのかつでご飯が進みました。
旅行中に公園でのランチ、悪くないです。
もし次に網走に行く機会があれば、流氷の時期に来てみたいと思います。
川湯温泉へ移動
オホーツク海を眺めながら
東京・丸の内のOLのように、公園で遅めのランチを食べたところで、川湯温泉へ移動します。
網走駅も110周年でした。石北本線とタイミングよくメモリアルですね。
発車案内にある、15:10の釧路行きに乗ります。
(英語表記の案内表示を撮ったことに関しては、特に意味はありません。たまたまです。)
行程④
網走 15:10→川湯温泉 16:52 釧網本線
乗る列車は、奥のシルバーのボディをした1両編成の列車です。
この列車でローカル線の旅です。
1両編成ですが、トイレがついてます。JR北海道の車両は、ほぼすべてトイレがついているみたいですね。
網走を出ると、オホーツク海に沿ってしばらく走ります。
オホーツク海のすぐそばを、列車が走っていきます。
オホーツク海沿いに走ること約44分。知床斜里駅に到着します。
知床斜里駅は知床観光の玄関口です。世界遺産の知床を巡る場合は、ここからバスに乗ります。
知床斜里を過ぎると、列車は釧路方面へ南下していきます。
知床斜里駅付近から、「斜里岳」という険しい山を望むことができます。
この斜里岳の先に、世界自然遺産の知床半島があります。
夕暮れとポプラの木。北海道に来ないと見ることができない車窓ではないでしょうか。
釧網本線に揺られること約1時間42分…。
すでに暗くなってしまいましたが、川湯温泉駅に到着です。
列車を降りた瞬間から、硫黄のにおいが漂ってました。さすが温泉地。
川湯温泉駅はとても小さい駅舎で、無人駅です。
川湯温泉駅に駅員さんはいませんが、鮭を抱えたクマが出迎えてくれました。
川湯温泉駅から川湯温泉の宿に向かいますが、温泉街まではバスで移動します。
バスは列車の到着に合わせて来ているので、駅で待つことはありませんでした。
行程⑤
川湯温泉駅 17:00→大鵬相撲記念館前(川湯温泉街)17:10 阿寒バス
川湯温泉駅から約10分で、川湯温泉街のある大鵬相撲記念館前に到着します。
ここから歩いて3分ほど…
この日泊まる、お宿欣喜湯に到着です。
川湯温泉街の夕食
川湯温泉街に着いたところで夕食…
といきたいところですが、夜はお店を閉めるのが早く、温泉街は真っ暗です。
心配な方は、夕食は事前に済ませておくといいかもしれませんね。
私はホテルに近いお寿司屋さんで夕食を済ませました。
どうやら川湯温泉が故郷の国民的力士・大鵬関の常連のお店だったようです。
ビールでのどを潤しながら、食事を待ちます。
海鮮丼をいただきました。さすがは北海道、海鮮が美味しかったです。
(そういえば朝も海鮮丼食べたっけ?)
大将も気さくな方で、アットホームで暖かいお店でした。
お寿司も食べてみたかったですね。
味もお店の雰囲気も素晴らしい、おススメのお店です。
お店の外にメニューがあるので、値段もあらかじめ確認できます。
3日目は旭川から網走を経由して、川湯温泉まで来ました。
4日目は摩周湖と釧路湿原に行きます。
旅の続き→④道東・摩周釧路編
北海道のきっぷについて→北海道フリーパスとHOKKAIDO LOVEパス
この日の旅程
3日目の旅程
旭川 8:35→網走 12:17 特急オホーツク1号
網走駅 12:39→博物館網走監獄 12:46 網走バス
博物館網走監獄 13:53→網走駅 14:02 網走バス
網走 15:10→川湯温泉 16:52 釧網本線
川湯温泉駅 17:00→大鵬相撲記念館前(川湯温泉街)17:10 阿寒バス