春といえば、桜。
日本全国で桜が咲くタイミングが異なりますが、今回は北東北(青森・秋田)方面の桜を見に行った時の旅行記です。
この日は弘前から五所川原を経由して秋田に行きます。
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【①函館→青森編】鉄道で巡る春の北東北(青森・秋田)お花見ツアー
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日本一の桜!弘前公園
宿泊した弘前プラザホテルから、一度弘前駅できっぷを購入してから、弘前公園に向かいました。
弘前駅から歩くこと約30分。
弘前公園に到着です。
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弘前公園
お堀の周り
弘前公園に到着して、まずお堀の周りの桜並木が見事に満開でした。
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お堀に沿ってずらーっ
お堀に沿ってズラ〜っと咲くソメイヨシノが、なんとも言えずに美しいです。
お堀に浮かぶ桜の花びらも美しい。
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花びらが浮かんでいるのもいい
満開になったばかりだったので、この日はそこまで花びらが散ってません。
散り始めるとお堀一面に花びらが浮かび、「花筏(はないかだ)」と呼ばれます。
弘前公園のお堀一帯で見られるそうで、ピンク色に染まるのだとか。
桜の開花状況によって、姿を変えるのも楽しいですね。
弘前城
公園の内部に入っていきます。
弘前公園内には、弘前城というお城があります。
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弘前城跡
お城に向かう途中も、桜、さくら、サクラ…
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さくら
日本一と呼ばれる所以がわかります。
本丸エリアは有料です。
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弘前城①
弘前城の周りは、シダレザクラが七分咲きぐらいでした。
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弘前城②
お城と桜。あわない訳が無いですね。
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岩木山は何処へ…
天気が良ければ岩木山も見えますが、曇天と黄砂の影響で姿を現してくれませんでした。
桜のハートを探そう!
弘前公園内には至るところに桜が植えられていますが、実はこの中に「桜のハート」が見れる場所があります。
私も忘れかけてましたが、なんとか見つけました。
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桜のハート?
えっ…こんなもん?!
もっと近くで見ましょう!
かなりきれいなハートの形をしていて、なんともキュートです。
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角度を変えるときれいなハートです
あえてここでは場所をお教えしませんが、弘前にお花見に来た際は、探してみてください。
桜のトンネル
弘前公園には、まだまだ桜の見どころがあります。
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弘前公園 桜のトンネル
桜のトンネルです。
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弘前公園 桜のトンネル②
弘前公園の西濠あたりのことで、道の左右に桜が植えられているので、ピンクのトンネルをくぐっているように感じます。
言葉にならない美しさです。
春を感じながら、時間を忘れてゆっくり歩きましょう!
日本一は伊達じゃない!
疑ってたわけではありませんが、日本全国に桜の名所がたくさんある中で、日本一とはどんなもんだろうとは思っていました。
しかし、来てみるとわかりますが、広い敷地内に所狭しと数多くの満開の桜を見ると、日本一といわれる理由がよくわかりました。
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見頃は4月下旬ですが、近年は4月半ばには開花します。
弘前駅からそこそこ遠く、人もかなり来ているので、バスもありますが混み合います。
弘前で桜を見るなら、朝方にゆっくりとお花見することをオススメします。
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風情があるのも、またいい
夜にライトアップされた桜もきれいみたいなので、また見てみたいですね。
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#弘前
五能線と津軽鉄道
五能線で五所川原へ
青森の桜は、弘前で終わりではありません。
次は津軽鉄道に乗って芦野公園へ向かいます。
まずは五能線で五所川原(ごしょがわら)まで行きます。
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五能線でGO!
本数は少ないものの、列車は比較的新しいです。
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五能線はディーゼルカーです
途中の川部で進行方向を変えながら、五所川原へ向かいます。
古き良き!津軽鉄道
五所川原からは津軽鉄道という列車に乗ります。
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津軽鉄道の車内から
JRではなく、私鉄になります。
乗り換え時間がなかったため、車掌からきっぷを購入します。
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ペラペラの紙ですが、なくしちゃダメ!
買ったきっぷがこちら。
「補充券」と呼ばれるものです。
しかも、駅と日にち、料金の欄に穴が空いてます。
今となってはJR等の車内精算でも機械ですが、津軽鉄道では補充券に車掌が穴をあけて発売するオールドなスタイルです。
僕も初めて見ました。
帰りのきっぷは、これまた見なくなった「硬券」です。
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硬券で列車に乗ることもないですね
きっぷだけでなく、車両、信号設備や駅舎も古き良き鉄道の形を残しています。
車内での津軽なまりの案内放送も、たまりませんでした。
失礼ですが、思っていた以上に楽しめました。
もっと早くから知っておけばよかったな…
津軽鉄道に揺られること約40分。芦野公園駅で下車します。
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走れメロス号
桜と線路のコラボレーション!芦野公園
駅を降りると…
芦野公園の駅は無人駅ですが、桜の名所なだけあって多くの人が来ていました。
芦野公園駅のホームからも見ることができますが、線路を挟んで両脇の桜が満開でした。
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津軽鉄道の線路×芦野公園の桜
ここが青森で弘前に次ぐ桜の名所、芦野公園の桜のトンネルです。
線路が単線なのもいいですね。
列車が通ると更にいいですが、本数が少ないのが難点です…
公園を散策
公園を散策してみます。
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駅舎もレトロ
公園内にも多くの桜が植えられていて、美しく咲いていました。
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芦野公園の桜
太宰治の像がありました。
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太宰治
太宰は金木に生まれ育ちました。
金木は芦野公園の一つ五所川原寄りの駅です。
金木には太宰治記念館 「斜陽館」があります。
喫茶驛舎
お昼ごはんを食べていなかったので、駅のすぐとなりの「喫茶驛舎」という喫茶店で食事をしました。
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喫茶驛舎
この「喫茶驛舎」はかつて実際に駅舎として使われていました。
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旧駅舎を活用
雰囲気が最高です。
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喫茶店のカレーっていいよね
ここでいただいたのが、「スリスリりんごのカレーライス」です。
よく見るとリンゴの形をしています。かわいらしいですね。
フルーティーで甘口なカレーで、りんごを感じられる美味しいカレーでした。
ちなみに先程の帰りのきっぷ(硬券)は、「喫茶驛舎」で購入できます。
食事を済ませて、また津軽鉄道に乗って五所川原へ戻ります。
大迫力!五所川原・立佞武多の館
五所川原から「リゾートしらかみ」に乗って秋田に向かいます。
ただ、五所川原で1時間ほど時間ができたので、「立佞武多(たちねぷた)の館」に行くことにしました。
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津軽五所川原駅
ねぶた祭りには地域によって呼び名や種類が異なることは、前の記事で少し触れましたが、五所川原では立佞武多になります。
頭上から足元まで
立佞武多の館までは、駅から歩いて5分ほどなので、かなり近いです。
受付で料金を払って入場します。
なお、リゾートしらかみのきっぷを持っていれば10%引きで入場できます。
まずは4階に案内されますが、エレベーターを降りると、目の前に立佞武多の頭がきます。
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立佞武多 でかい!
驚くことに、立佞武多はビル4階分に相当する高さがあります!
しかもお祭りの際には、この建物から五所川原の街に繰り出していきます。
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祭りの際は建物から出てくる
大きさはともかく、とにかく色合いはきれいだし、精巧に作られているし、容姿も淡麗だし、お祭りの時期に来てみたくなりましたね。
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迫力満点!そして美しい!
4階から通路が、らせん状のスロープになっているので、足元までくまなく見ることができます。
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一度行ってみてほしい!
今にも動きそうな立佞武多を、余すことなく見ることができました。
リゾートしらかみで秋田へ
JR東日本が誇るリゾート列車
立佞武多の館での見学を終え、秋田へ向かいます。
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JR五所川原駅
五所川原からは「リゾートしらかみ」に乗車します。
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いざ秋田へ
この「リゾートしらかみ」は日本海側を走る五能線の景色を楽しむために作られた、JR東日本が誇るリゾート列車です。
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リゾートしらかみ くまげら編成
そのため、景色を楽しめるように窓は大きく、座席も広いのが特徴です。
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リゾートしらかみ
今回乗車したのは「くまげら編成」になります。
なお、「リゾートしらかみ」は全車指定席なので、指定席券が必要になります。
快速列車なので、指定席券を持っていれば青春18きっぷでも乗車可能です。
きっぷの解説については、こちらからどうぞ!
青春18きっぷについては、こちら!
A席が海側
座席のオススメは海側です。
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座席も窓も広々
海側はA席になるので、迷わず海側のA席を予約しましょう!
もしA席が取れなくても、フリースペースが用意されているので、そこで景色を楽しむことができます。
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フリースペースは誰でもOK!
ボックス席もあります
グループで使う場合はボックス席がオススメです。
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ボックス席もよさそうです
ボックス席は必ず海側を向いています。
ファミリーや友人との旅行には、ボックス席でゆったり過ごすと、いい思い出ができそうです。
肝心の景色は…
「リゾートしらかみ6号」に乗車し、日本海に沈む夕陽を見ようと思っていましたが…
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車窓は曇天模様
あいにくの曇天で、夕陽を望むことはできませんでした。
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千畳敷駅も6号は通過
特殊な地形の千畳敷駅も、リゾートしらかみ6号は通過なので、車窓からざっと見る程度です。
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でも景観は美しい!
とはいえ、白神山地の日本海の景色はきれいでした。
次第に暗くなってきたところで…
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お魚だらけ?!
弘前駅で購入した「お魚だらけ」弁当を食べました。
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魚がメインのお弁当!
お魚好きにはたまりませんね。おかずは酒のアテとしてもいいです。
4時間弱の列車旅を楽しみました。
この日は秋田に泊まって、次の日は秋田・角館で桜を楽しみます。
この日の旅程
旅程
徒歩 弘前公園→弘前駅
五能線 弘前→五所川原
津軽鉄道 津軽五所川原→芦野公園
徒歩 芦野公園散策
津軽鉄道 芦野公園→津軽五所川原
徒歩 五所川原駅→立佞武多の館→五所川原駅
リゾートしらかみ6号 五所川原→秋田