新型コロナウイルスの影響で思うように海外旅行に出かけられない現在。
ですが、そう遠くない未来には海外旅行が自由にできる時が来ると信じています。
その時のために、成田空港へのアクセスの方法を確認しておきましょう!
今回はJR編です。
JRで成田空港まで行くとなると…
成田エクスプレス
成田エクスプレス(通称N'ex ネックス)はJR東日本が運行している特急列車です。
JRの広大な路線網を駆使し、東京・新宿・横浜・大宮・八王子などから直接アクセスできます。
本数は東京からで30分に1本です。(新型コロナで運休あり)
料金は東京からだと普通席3070円(乗車券1340円、特急券1730円)です。
時間は東京から1時間。新宿から1時間半ほどかかります。
全席指定席なので必ず座れますし、グリーン車もあります。
トイレがついていて、車内はかなり快適です。
総武線快速
総武快速・横須賀線で鎌倉・横浜・東京からアクセスができます。
料金は乗車券のみで乗車できます。
グリーン車も連結しているので、追加料金を払えばグリーン車に乗ることもできます。
本数は1時間に2本。時間は東京から1時間半強。
値段は安く移動できますが、とにかく時間がかかります。
一般の通勤電車なので必ず座れるわけではありません。グリーン車も自由席なので満席の場合は座れません。
特急と快速を比べてみるても、さすがに快速で成田空港行くのはツライです…。
時間もかかりますし、総武線快速は結構混雑してます。
利用する人は千葉などから成田空港に行く人や青春18きっぷの利用者くらいじゃないでしょうか。
そうなるとJRなら成田エクスプレスになるでしょう。
成田エクスプレスの個人的なメリットとデメリットをまとめてみました。
成田エクスプレスのメリット
メリット① JR沿線から直接アクセスできる
成田エクスプレスは時間帯にもよりますが、JR沿線のいたるところから運行しています。
中央線方面から高尾・八王子・立川・国分寺・三鷹・吉祥寺から新宿・渋谷・東京を経由していきます。
大宮・池袋からも新宿・渋谷・東京を経由して成田空港に向かいます。
また横須賀線方面から大船・戸塚・横浜・武蔵小杉・品川を通って東京を経由して成田空港に向かう列車もあります。
つまり自宅などの最寄駅からの面倒な乗り換えが少なく、八王子からでも、大宮からでも、横浜からでも直接成田空港にアクセスできるのが最大のメリットです。
この点は路線網が広いJR東日本ならではの魅力です。
かつては河口湖から成田空港に行く成田エクスプレスもありました。
メリット② お得なきっぷを使うと安い
成田エクスプレスの料金は東京駅から乗車券・特急券込みで3070円。東京駅から日暮里まで行ってスカイライナーに乗ったとしても高いです。
そのまま券売機やみどりの窓口で購入するとかなり割高感がありますが、前日までの購入であれば往復でお得なきっぷがあります。
それが「N'ex往復きっぷ」です。
東京駅からそのままの値段で購入すると往復で6140円ですが、「N'ex往復きっぷ」を使えば5030円で往復できます。
有効期間が14日間なのでその期限内に往復する人であれば、かなり安くなります。
しかも東京都区内から5030円なので、新宿や池袋から乗った人はもっと安くなります。
東京都区内以外からでも設定があるので、成田エクスプレスに乗る人は前もって買っておくと安くなります。グリーン車用の設定もあります。
ただし、成田エクスプレスに乗る当日に購入することはできないので注意してください。
前日までに指定席券売機で購入してください。
メリット③ 必ず座れる
成田エクスプレスもスカイライナーと同じく座って移動できるのが一ついい点です。
車内もきれいで快適ですし、シートもきれいです。
成田エクスプレスのデメリット
デメリット① 時間がかかる
成田エクスプレスのデメリットはまず時間がかかることです。
東京からは総武快速線の線路を使うので、どうしても船橋・千葉回りになり、遠回りになってしまいま、成田空港まで1時間ほどかかります。
また新宿から乗る場合、渋谷を経由するので山手線を半周するような形になり、まず東京に行くまでに時間がかかってしまいます。
時間だけで考えると、新宿や池袋からだと山手線で日暮里まで行って、スカイライナーに乗り換えたほうが早く成田空港に到着します。
デメリット② 新宿駅・東京駅のホームが遠い
成田エクスプレスはJR沿線からのアクセスが便利なことは確かなんですが、新宿駅と東京駅で在来線や私鉄・地下鉄から乗り換える際は話が変わってきます。
まず新宿駅ですが、新宿駅では成田エクスプレスは5・6番ホームから乗車します。
しかし新宿駅の5・6番ホームは代々木方面に大きく飛び出しているため、他の路線のホームからかなり離れた場所にあります。
そのため乗り換える際は新南方面まで歩いていかなくてはなりません。
小田急線、京王線、東京メトロ丸ノ内線などから乗り換える人も同じです。
世界一の乗降客数を誇る新宿駅で大きな荷物を持って移動するとなるとかなり苦労します。
新宿駅で乗り換える人は日暮里でスカイライナーに乗り換えるか、各都市から出ているリムジンバスの利用を併せて検討してください。
ちなみに渋谷駅も新宿駅と似たような感じでしたが、再開発が急速に進んており、間もなく成田エクスプレスが発車する湘南新宿ライン・埼京線のホームがぐっと近くなります。
次に東京駅ですが、東京駅は総武快速線のホームから乗車します。
しかし東京駅の総武快速線のホームは地下に深く潜ったところにあります。
東京駅も巨大ターミナル駅で常に混雑していて、かなり広い駅です。旅行者が乗り換えるには苦労します。
特にディズニーランドのある舞浜駅に行く京葉線のホームからだと同じ駅とは思えないくらい遠いです。
東京駅で乗り換える人はエアポートバス東京・成田の利用も検討してください。
デメリット③ 運休が多いような…
これは私の勝手なイメージなのですが、成田エクスプレスは運休が多い気がします。
そう感じる理由の一つとして、総武快速線での人身事故が多い印象があるからです。(それもなぜか新小岩で多い気がします)
総武快速線で人身事故が起こると、まず真っ先に成田エクスプレスは運休させます。
また総武快速線に限らず、中央線や横須賀線で人身事故やトラブルがあると、成田エクスプレスはすぐに運休や八王子方面からの列車が新宿発に、横浜方面からの列車が東京発に変わることもあります。
スカイライナーにも同じリスクはありますし、人身事故が少なくなればいいんですが、個人的には総武快速線の人身事故の多さは気になります。
今回はJRでの成田空港のアクセスを考えてみました。
もちろん良い点・悪い点はありますが、成田エクスプレスは車内はきれいですし、とても快適に移動できます。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。