イタリアのミラノに別れを告げ、次なる目的地スペイン・バルセロナへ。
ミラノ・マルペンサ空港から、LCCのブエリング航空(Vueling)に乗って、バルセロナへと向かいます。
ヨーロッパのLCCは初めての利用。サービスの評判など、少々不安な点もありましたが、結果的には快適な空の旅となりました。
ヨーロッパを代表するLCC、ブエリング航空
ブエリング航空(Vueling)は、スペインのバルセロナを拠点とするLCC(格安航空会社)です。
ヨーロッパを中心に、北アフリカや中東など100以上の都市を結んでいます。
LCCは、コストを抑えるために様々なサービスを簡略化しているのが特徴です。
運賃は時期や空席状況によって変動し、手荷物の預け入れや座席指定、機内持ち込み手荷物を座席上の棚に入れることなど、一般的な航空会社では基本料金に含まれているサービスが、LCCでは追加料金となるのが一般的です。
運賃プランは「Fly Grande」を選択
今回、私は大きなスーツケースを持っていたため、追加料金がかかることを想定し、あらかじめブエリング航空の公式サイトで運賃プランを確認しました。
運賃プランはいくつかの種類があり、必要なサービスに応じて選択できます。
私が選んだのは、「Fly Grande」というプラン。
このプランには、以下のサービスが含まれています。
- 受託手荷物(預け入れ荷物)1個
- 機内持ち込み手荷物1個
- 座席指定
- 優先搭乗
- フライト変更1回無料
- 払い戻し可能
これだけ至れり尽くせりの内容で、171.99ユーロ(日本円で約27,000円)でした。
個別のオプションを追加していくより、まとめてパッケージになっているプランの方が、手間もかからず、結果的に安くなる場合もあるかもしれません。
優先搭乗のメリット
Fly Grandeに含まれていた「優先搭乗」は、今回特にありがたいサービスでした。
LCCでは、機内持ち込み手荷物の収納スペースが限られているため、早く搭乗して、頭上の棚を確保することが重要です。
優先搭乗のおかげで、焦ることなく、スムーズに荷物を収納することができました。
マルペンサ空港にて
ミラノ市内のカドルナ駅からマルペンサ空港までは、特急列車「マルペンサ・エクスプレス」で約40分。
ミラノ中央駅からもアクセスできます。

空港に到着後、まずはチェックインカウンターへ。
LCCなので、あまり手厚いサービスは期待していませんでしたが、受付スタッフはとても親切で、笑顔で対応してくれました。
手荷物を預ける際も、日本語で「アリガトウ~」**と言ってくれて、旅の疲れが少し癒されました。
空港での過ごし方
LCCを利用する場合、基本的に空港ラウンジは利用できません。
追加料金を支払えば利用できる場合もありますが、今回はフライトまでの時間を制限エリア内で過ごすことにしました。
マルペンサ空港の制限エリア内には、イタリアらしいポルチーニやパスタなどのお土産が売られていて、見て回るだけでも楽しめます。
時間になり、いよいよ搭乗です。

ブエリング航空の機内は快適!
LCCに対しては、「機内が狭い」「サービスが簡素」というイメージが強くありました。
しかし、実際に搭乗してみると、その印象は良い意味で裏切られました。
座席のピッチは想像していたよりも広く、足元に余裕があります。
機内サービスは最低限ですが、今回はわずか1時間45分のフライトなので全く問題ありませんでした。
大きな遅延もなく、定刻通りにバルセロナへと到着。
「LCCは評判が悪い」という声も聞くことがありますが、ブエリング航空に関しては、非常に快適なフライトでした。
機会があれば、また利用したいと思います。
バルセロナに到着、空港から市内へ
バスでカタルーニャ広場へ
快適な空の旅を経て、スペイン・バルセロナの空港に到着。
この日のホテルは、市内中心部のカタルーニャ広場の近くに予約していました。
空港からカタルーニャ広場までは、空港シャトルバス(エアロバス)が便利です。

バスはひっきりなしに運行しており、ほとんど待つことなく乗車できます。満員で乗れないということもありません。

所要時間は約30分で、カタルーニャ広場に到着します。
ホテルEXEプラザカタルーニャにチェックイン
バス停から歩いて3分ほどの場所にある、ホテルEXEプラザカタルーニャに2泊しました。
ホテル エグゼ プラザ カタルーニャ (Hotel Exe Plaza Catalunya)
大通り沿いにあり、空港へのアクセスはもちろん、観光地へも徒歩圏内という抜群の立地です。
清潔で、コストパフォーマンスも良く、まさに旅の拠点として理想的なホテルでした。
この日は移動で疲れたため、ホテルでゆっくりと休み、翌日からのバルセロナ観光に備えました。
次回は、バルセロナの街を1日かけて巡ります。